balideki’s diary

主に韓流ドラマや映画を見て感じたことなどを人生と絡めながら書いています。ネタはばれますのでご注意を

あっ!チ・ジニさんやん☆サバイバー60日間の大統領

さて。

感想書いてないけど、ようけ見てるんです。

 

そのうちの一つ、サバイバー60日間の大統領。

 


Designated Survivor: 60 Days | Official Teaser | Netflix [ENG SUB]

 

これもまた、一話目の途中まで見ては

「気分じゃない。」と長らく放置していましたが、

何気に落ち込みが激しかったので、同調深刻なドラマをチョイス。(笑)

何故って、落ち込みたい時は、より落ち込んだ方が浮上するから。

 

 

パニックサスペンスかと思いきや、そんなことは全くなかった。

見終わった後で知りましたが、アメリカ映画のリメイクだったんですね。

アメリカ版は見てないけれど、

リメイク版というと何か抜けているものが多い印象がありますが、

次々沸き起こる問題が、まさに今の韓国を現わしていた。

お国の事情、北朝鮮やロシア、アメリカ、日本、などを含めた

国際情勢、その中の人たちの感情や思惑、あと、青瓦台の常識、

韓国の政治のあまり好ましくない常識問題が、

丁寧に描かれていました。

 

 

ストーリーの最初は、国会議事堂爆破テロ。

大統領や、側近、沢山の官僚が亡くなり、

研究一筋、政治に無知な環境省長官、パク・ムジンが、

政治空白を埋めるための60日間の大統領権限代行になり、

次々起こりくる陰謀・問題に対処、

並行してテロを起こした犯罪組織解明を、

意外に若い秘書官たちと共に解決。

大統領権限代行パク・ムジンが、その席からみた、

韓国が抱える問題、進むべき道、進みたい道、

政治の在り方、自分の在り方、静かな炎、という感じでしょうか。

 

 

見進めると、国家情報院の女の子、

「あ、スタートアップのお姉ちゃんや。(カン・ハンナ)

 アクションもできるんやなかっこいいな。」

 

テロを起こした張本人の若手悪役政治家、

「あ、秘密の森の人。(イ・ジュニョク)

 またここでも、かっこいいのに少し抜けた役やねんな。(笑)」

 

あ、この人、あ、この人、と、

見たことあるいい役者さんが顔を揃えています。

演技がとてもしまっているので、

見ごたえがあり、話に引き込まれて行きます。

 

そして、何より、パク・ムジンさん。

テロの組織は、能無しの大統領を置くことで、

その間に自分たちの好きな政治や国づくりを、

推し進めたいという腹があったんですが、

ところがどっこい、研究者独特の思考力、発想の転換

アプローチの変化など、元より持っている頭脳の良さを、

最初はその場や、決定権の重さに飲み込まれながらも、

次々と発揮していきます。

そして銃弾に撃たれながらも、自分の責務を果たそうという、

国政への責任感。

 

最初から最後まで、一貫して描かれているのは、

代行の『誠実』さでした。

国民にも、秘書官など周りの人にも、家族にも、

そして自分にも誠実に接する、パク・ムジン本人の誠実さが、

最初は舐めてかかっていた秘書官たちやマスコミなど、

周りの人たちをも巻き込んで行きます。

 

そして、嘘が当たり前、見栄や権威権力、マスコミ受け、

世間受けだけを考えた浅はかな政治から、

本当は、みんなが、これまで不可能だと思っていた(であろう)政治の在り方を、

「本当はこうしたかった!」という希望、

一筋の光のようなものを、パク・ムジンのありようから感じ、

政治のあるべき姿、人が本来こうあるべき姿は、こっちだと

不完全ながらも、いい方向へと、少しずつ歩いていこうとする。

 「試行錯誤はするでしょうが、その過程も含めて歴史の一部。」

と、テロの黒幕にいうセリフが良かったです。

 

個人的には、時折見るジュリアロバーツの映画、

「食べて祈って恋をして。」 の中のセリフ、

「調和が乱れることは、調和している世界の一部なんだよ。」と

少し被ります。(笑)

 

 

ところで、そのテロの黒幕は、途中から「この人」と、

だいたい目星がついてしまいました。

それまでは、誰でも怪しいし、みんな裏切り者で、

みんな容疑者に見えましたが、それでも、

やはりの確信を得るまでの、静かなハラハラは、続きました。

 

そして、個人的に、とても気に入ったのが、チャ秘書室長

途中からですが、こじんまりと笑いの要素も入ってきて、

計算高さもあり、理想も気の強さもプライドも高めなクール人間のようでいて、

熱さと、不愛想で可愛い部分も描かれ、ほくそ笑みました。

 

 

そしてやはり、パク・ムジン大統領。

役どころに引き込まれてしまったので、

素敵なおじさんやなーとは思いながらも、「この人誰?」とか、

全く考えませんでしたが、見終わってからふと調べたら、

「あれ?・チ・ジニさんやん!あ、そっか、しやんな!せやんな!」
でした。

 

しやねん、チ・ジニさん!

宮廷女官チャングムのナウリー!、ミン・ジョンホやんー

何で気づかなかったかな、せやんなせやんな、と

一人小躍りしました。

 

チャングムを見て、ミンジョンホが素敵すぎて、

チ・ジニさんが出ているほかのドラマを調べ、

「大風水」「トンイ」と見たのに、

まぁ、人の顔と名前を覚えるのが、ホント苦手なので、

全然ぴんと来なかったけど、チ・ジニさんだと知ると、

何だかやたら、このドラマに愛着が湧いてきます。

チャングムが2003年、このドラマが2019年なので16年の月日、

およそ放送単位で32歳から48歳ということですね。

まだまだ韓流ドラマや俳優さんの奥深さに、ついていけませんな。(笑)

チジニさんを歴史物でしか見たことなかったけど、

韓国版の結婚できない男、などにも出演されてるんですね。

うーん、阿部寛さんのは見てないんですが、

チ・ジニさんのが放送されたら見て見たいです。

 

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この時全然気づかなかった

 

 

あと、奥さんがしなやかで素敵でしたね。

個人的に好きだったシーンは、パク・ムジンが結婚記念日を、

すーっかり忘れていたシーンです。

わたしも過去に結婚していた時、毎回結婚記念日を忘れていました。

基本的に、なんで祝わないといけないんだ?という感覚。

それでも、10年目の時には、それなりのことをしましたが、

向こうは何も用意もなく、何にももらえませんでした。

 

こんな私が再婚することがあれば、

結婚記念日を覚えてくれていてる、

プレゼントと優しい言葉をくれる人にお願いしたいです。

神様こんな私に、どうぞお慈悲を。(笑)

 

いい人が、報われる社会。

みんなが良い人のままでいても安心・安全な社会。

心のままに


[Designated Survivor: 60 Days OST Part 1] 차여울 (Cho Yeoul) - My Hope MV