balideki’s diary

主に韓流ドラマや映画を見て感じたことなどを人生と絡めながら書いています。ネタはばれますのでご注意を

『愛細胞ファイティン!』と叫びたくなる『ユミの細胞たち』

いやー

AmazonPrime配信のキム・ゴウンちゃん主演の『ユミノ細胞たち』。

面白かったです。

一気に駆け抜けました。

 

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ここに細胞たちが映ってたのね。知らなかった。

余り事前情報もなく、

ドラマとアニメの融合ってなんだ?と思っていましたが、

主演キム・ゴウンちゃんに、アン・ボヒョンというキャスト。

見ないわけにはいきません。

 

しかし、話題の新作「今別れの途中です。」も、

ソン・イエジンの「39」も、あれもこれも気が乗らず中断中の私。

今の気分にフィットするか、と思いきや、

なんて斬新なおもしろさ。

アニメのシーンではケラケラと笑いながら観る箇所も幾つもあり、

久しぶりに楽しくドラマを見れました。

 

基本的には、キムゴウンちゃん演じる32歳のユミと、

アンボヒョン演じるク・ウンの恋愛ものですが、

その際に、主にユミの中の細胞たちが、日常や心理や外部刺激によって、

どういう働きをしているか、

細胞が死んだり生き返ったり、というか、

細胞が捕まったり、危篤だったり涙の水に流されて漂流したりと、

比喩表現が、どれも小気味よくて、

おまけにアニメーションのキャラが可愛い!

感性細胞、理性細胞、愛細胞、ファッション細胞などなど、その役割と、

私たちにも思い当たる、戸惑いや好奇心、感情の動きや心理を、

良い感じに別視点表現しています。

 

特に、前の恋人の裏切られ傷ついたたユミの”愛細胞”が、

長年危篤状態だったり、する表現などは、

きっと多くの人が過去の恋の傷を抱いた経験がある、

それも深く深く傷ついたら、「もう誰も好きにならない。」と、

それ以上傷つきたくない防御本能が働いてしまうような共感が、

あちらこちらで見当たるのだけれど、

それをセリフではなく、

細胞たちのアニメーションで表現しているのが、とても面白いです。

 

その時の主人公の動きだけではなく、

その内側でで起きている様々な細胞たちからみると、

人間の内側にあるはずの細胞は、

実は人間は細胞に支配されていきているというパラドックス

それも、過去の出来事が原因で、様々な細胞の動きに、

制限がかかっている様子など、

それが新しい出会いによって、復活してきたり、また足を引っ張ったり。

見に覚えのあることを斬新目線で。

うん、とっても面白かったです。

 

ふてくされ大王とか腹ペコ細胞とかも愉快で。

 

ストーリーとしては、最後に別れが来るんだけど、

ええっ??ガーン・・となりました。

無条件にハッピーエンドだと思い込んでいたので、

びっくりしましたが、後に調べてみると、

シーズン2の制作が決まってるんですね。

よかった・・

 

 

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これ見てたらハッピーエンドだと思うでしょ。そうでしょ?

しかし、見た後で、なんだかものすごい喪失感に襲われました。

主人公の心理や内側の葛藤と、まざまざと実感してたからだと思います。

正直な感想は、

『あんなに、純粋に真っ直ぐに一目ぼれしたのに、別れが来るんだ。(選ぶんだ)』

という、人の世の一筋縄ではいかない感じというか、

ハッピーエンドの、何がハッピーエンドかは分からないけれど、

愛細胞が、また、しばらく、ちいさく縮こまってしまうような、

そんな、寂しさとか虚しさとか喪失感を、

主人公と同調して、私の細胞のどこかが感じてしまったので、

(いや、寂しさとか虚しさを感じるのが細胞の仕業w)

早くシーズン2を見るか、待ちきれずLINE漫画で原作を読むか悩むところです。

 

 

ストーリーの中で印象に残っているのは、

ユミが、ク・ウンの同僚のセヒに、本音をぶちまけるところで、

裁判長が「別れカード」をくれたところ。

それと、全般で、優先順位が発表されるところ。

ユミはいつも一位をク・ウン(付き合った相手)にしているけれど、

ク・ウンはいつも一番は自分。

その辺の表現は、とても深いものも感じさせられました。

 

私も、常に相手本位というか、優先順位一位を、

常に相手に明け渡してきたと思います。

でも、そうするといつしか自分は、何某かの我慢やストレスを

細胞レベルでは感じてしまっている。

しかし、最初の頃の恋愛は特に、相手を一番に考えがちだけど、

実のところ、人間はそれでは幸せにいられないもの。

 

優先順位一位というのは、いわば自分軸で、

嫌なものは嫌だ、好きなものは好き、やりたいやりたくない、

助けてほしいなど、きちんと言えること。

しかし、生まれ育ちが厄介だと、「自分の好きと嫌いすらわからない。」

ように育ったりするけれど、そういう本質的な自己表現は、

とても大事なものです。

 

私は好き嫌いがあまりわからず、

好き嫌いと物事を考えるのはいけないことだと育ってきたので、

全て相手のまたは周りの要求を呑んできたので、

とても苦労しましたし、人生の楽しみ方もわかりませんでした。

そういう古い小傷も彷彿させたようで、

なんだか、虚しさ細胞で心がどんよりしています。

 

 

そして、大事なのが「別れカード」。

娘も恋愛中ですが、

いつでも「別れカード」をいつも持っていてほしいなと思ってます。

「別れカード」=「自分が選択する」という自覚。

さっきの、優先順位一位であること、自分軸があるということ、

と、同じ。

 

選ばれることを無意識に望んでいても、だめなんだよね。

それは承認欲求の化身であって、

既に相手本位、一位の座を相手に譲り渡しているという事。

優先順位一位同士だからこそ、自立した良い恋愛ができるというもの。

傷は防御の細胞を増やしてしまうけれど、

それを癒し立て直してくれるのは、愛細胞。

 

愛細胞よ、ファイティン!!

 

ひとつの恋愛でめげるな負けるな。

相手が変われば、品変わるってものだ。

若いんだから、あかんかったら次に行こう。

細胞同士がうまくコミュニケーション取れる相手がきっといる。

 

あぁ、私の愛細胞も眠ったままだ。

あんなに愛の人と呼ばれていたのに。

しかし私は、私の欠点に気が付いていままだ、そこを修理中だ。

結局、自分を愛さないと、誰も愛せない、愛されない、愛を受け取れない。

根源的な愛と自分自身の愛の、後者だけを使うことになるから、

何時しか相賀自分から枯渇するのだ。

生存恐怖に怯えた幼少期を忘れ、いざ根源へ。

 

私の愛細胞もファイティン!

あなたの愛細胞も活性化。

まだの方は是非。

 

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細胞たちよ。次も頑張っておくれ

 

追記:アン・ボヒョンは梨泰院クラスの時に、ばりっと有名になりましたよね。

   梨泰院クラスを見ていたら、この悪役さん誰?なんかすごいって、

   思われた方は多いでしょう。私もその一人。

   名前を見つけたら作品をチェックしたくなる俳優さんが一人増えましたね。

Netflix配信『みんなの嘘』は「こんなの嘘」って感じ

イ・ミンギを追っかけていた時に、

何となく気が進まないなと思いつつも、

Netflix配信の『みんなの嘘』を見て見ました。

 

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みんな嘘つき

 

結論からいうと、結末は「こんなの嘘」という、

後味の悪いものでした。

いえ、そこまでして防ぎたかったんだとしても、

だからといって、そこまでするか?

誰が?

本人が、ではなく、竹馬の友たる親友が・・

そんなこと出来るか?みたいな。

 

もし読んでくださってる方がいらしたら、

何のことかさっぱりわからないでしょうね。

 

そう、このお話、タイトル通り、みんなが嘘をつきまくっているんです。

なので、少しでも話すと、ネタバレがしまくりすぎるので、

書けない書けない・・

 

しかし何が言いたいかというと、

ドラマはいくばくかの感情移入や、なるほどという理解や共感、

そんなものがないと、なんだかなって気がしてしまうんだよね・・

だけど、なんというか他にも方法があったのでは?

という気がしてならない。

いえ、きっと、他の方法がないほど、だったんでしょうが。

なんとも不完全燃焼な結末・・

 

なのに最後まで見た(途中でやめるドラマが多い)のは、

最後のからくりが気になる展開だったのは事実かな。

それで最後まで見て、なんとも後味の悪い感じでした。

 

イ・ミンギは、そろそろ田舎に引っ込もうと考えている

刑事の役ですが、それでかしら、前半はちっともいいところがありません。

勘のキレがないし、本気にみえないし、後手に回りすぎるし。

まぁ、そこまで深い事件だと思っていないところからではあるけれど、

んーカッコいいイ・ミンギを勝手に期待していた分、なんだかな?でした。

 

あと展開の中で、父親が死に、旦那さんが失踪したキム・ソヒと、

刑事であるイミンギ扮するチョ・テシクとが、情報を共有するところに

俄かな違和感がありました。

そんなに捜査中の内容を身内に喋っていいの?みたいなね。

 

あと、イ・ユヨンの弱弱しい、世間知らずな感じも、

最初の方は鼻についたというか・・(笑)

しかし、だんだんと、事件の真相に向き合っていく中で、

おっとりした中にも芯のようなものが出てきて、しっかりしていきます。

その変化が、この事件を紐解くカギになっています。

そうしないと、旦那さんの失踪の隠された意図が、

地面に埋もれてしまうもんね。

 

あぁ、あとは、ユン・ジョンソク扮する刑事チョン・ホギュが

殺されてしまうシーンは、なんともはや、多分ドラマの中で

一番びっくりしました。

その殺した犯人も、もう何とも一番悪い嘘つきに見えました。

 

最後に、謎が解けてその真実を知ったキム・ソヒが、

このひとほんまにこれで、納得できるの?

気持ち静まる?と思いました。私には無理だ。

言うてることは理解しても、何年も病むわ・・

つまり、このおっとり女性は、実は芯が強いってことですよね。

 

それはひとえに失踪したご主人を助け出したいというソヒの愛と、

昔、姉が長い間失踪して苦しんだ経験のあるイ・ミンギ、チェ・ウシクが、

同じ苦しみを味合わせたくないという思いからキム・ソヒを支えたところに、

大きな『嘘』の塊に屈することなく、

前に進んでいける原動力で、このドラマの芯だと思いますが、

展開になかなかのグロさもあるので、その辺を感じ取れるかは、

見た人の感性次第だと思います。

 

そんな感じで、ドラマの文句ばっかり書いていますが、(笑)、

サスペンススリラーとしては、まぁ80点ぐらいの出来ではないかと思います。

出演している皆さんの、毒々しい演技がうまいので、

嫌な気分になりつつも最後まで見れます。

なんかの不条理と対峙しているが負けたくないと思っている方には、

いいんじゃないかな?

そんな感じのドラマです。と、個人的には思いました。

 

イ・ユヨンさんの背が高くて手足が長い、横からの立ち姿が綺麗だった。

まだの方は是非。

 

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この顔見てたら、イ・ミンギさんって、実際はどんな人なんだろうって興味が湧く。

 

愛の不時着コンビ共演韓国映画『ザ・ネゴシエーション』Netflix配信開始

さ、愛の不時着コンビならぬ、愛が着地したとか

最近何かと話題のヒョンビンと、ソ・イェジン

ご結婚おめでとうございます。

 

この二人が愛の不時着前に共演した映画『ザ・ネゴシエーション』が

Netflixで配信開始されました。

んー。付き合ってるから話題から新作のメンツに入ったのかな。

すごいねNetflix

その間に結婚するとは・・・

 

 

 

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まだ他人の頃かな?

 

2018年公開だから、およそ一年前の2017年に撮影していたとして、

今から4~5年前。

うん、なんだかまだお若いですよね。

 

どうでもいい話から書きますが、

何となくですが。ヒョンビンもソ・イェジンも、

結婚しないと勝手に思っていた。

特にヒョンビンが結婚・・とは考えもしなかった。

彼のこと何も知らないけどね。

ただのイメージイメージ。

 

ま、愛の不時着でこのお二人に興味が湧いて、

出演作を調べているとこの『ザ・ネゴシエーション』。

「ヘえ~どんな映画かなー?」と興味が湧きます。

でも、YouTubeで二人のこの映画の会見を見た時に、

「ほとんど現場で逢わない。」と話していたので、

そこだけはストーリーが分かっていました。

きっと最後まで逢わないだろうと。

 

さて、ヒョンビンの悪役、かっこよかったですね・・

極悪非道のマフィアのボスで在りながら、

なんでしょう、根っこにある人間の優しさのようなものが、

漂うのは止められない感じでしたね。

もちろん最初のうちは、ヒョンビン扮するミン・テグの狙いが分からず、

人質も無体な殺し方をしますが、

段々と、その奥に秘めた怒りの源があらわになっていきます。

 

対するソ・イェジン扮するハ・チェユンは、

交渉人として急に何の事情も分からず連れてこられ、

犯人との対峙と、上の人間からの圧力、隠された汚職の闇などに、

苛立ちながらも、人質を救うためにチームで動き出します。

 

この映画を見ていて、なにか解せないポイントは、

国家情報局や大統領府の人間の無能さというか、

ミン・テグに全然対応できないんですね・・

それはね、やはり、ミン・テグが事件を起こした動機が、

人間らしさから来ているものなのに、

それをお金だ利権だという人間の欲望からの計算だけで対応しようとするから、

歯車がかみ合わない。

だからそこで、ネゴシエーションのハ・チェユンは、

ミン・テグの人間を紐解いていく・・という視点から、

交渉解決を進めていこうとしますが、お偉方の、

「はい、邪魔者は消して終わり。」みたいな横暴さが浮き上がってきます。

 

そして一件落着・・というところで、そうではないと、

更なるチェユンの読みが的中しますが、

んーこの辺の展開がね、少し何だか、無理があったかな・・

時間が足りなかったのかな。

 

もう少しなんだか、チェユンが悩んだり考えたりする間がとって有ったり、、

サポートしているチームメンバーが何かに気づいたり、

交渉しているときに感じた何らかの違和感などの伏線があれば?

物語が膨らんだのかな。

なんというか、なんでチェユンだけがこんなに切れ者なの?という疑問が、

私の中では膨らんでしまいました。

 

しかし、ラスト近くでヒョンビンが悪役だけど、

自分の復讐のために銃を手に取ってる姿は、かっこよかったです。

おじさんたちがみんな悪者なので、

「ほんま汚職ばっかりやな。」って呆れてみているので、

勧善懲悪の精神がうずいてしまいます。

 

しかし、誰に感情移入することもないので、

なんでしょう。いわばエンターテイメント、娯楽作品です。

お暇のある時に、愛の不時着コンビのなれそめの一環としてみるのもありかも。

イ・ムンシクさんが出てるのですが、こんな役回り珍しいかもという感じでした。

 

 

春までもう少し。

オミクロンが退散するまでの、自宅の夜が長いうちに。

まだの方は是非。

 

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悪役でもカッコいいから赦してしまうこの愚かさよ(笑)。
白シャツが似合うね。

 

チャン・ギヨン出演『検索ワードを入力してださいwww』は、ほんまにそうせなあかんやつ

さて、少し前に見たドラマシリーズ。

チャン・ギヨンの「検索ワードを入力してください。」

 

サイトによっては恋愛ワードを入力してくださいとあるけれど、

それは、私的にはちょっと違うわ。

『検索ワード』ってところが鍵なんよ。

 

さてこのドラマ、AmazonPrime配信の『九尾の狐と危険な同居』で、

チャンギヨンのハマった私は、良し来たかとばかりに配信早々見ました。

 

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イムスジョンってごめん愛してるの人やんな

 

ストーリーは、非婚主義仕事人間の40手前の女子と一夜を共にした、

結婚願望ありの年下イケメン男子の恋の行方と、

検索サイト同士の占有率競争の熾烈な争いなどを軸に、

ストーリーが展開していきます。

 

まずですな・・

このドラマは、チャン・ギヨンがイケメン。

兎に角イケメン。

含みを持たせた言葉の使い方や、声の出し方が色気と魅力を醸し出す。

「この人いったい何だろう?」って、不思議感が漂う人って、

ついついもっと知りたくなるよね。

「内緒」って言われたら「教えて」って反応してしまう無意識と同じように。

 

なので、仕事人間イム・スジョン演じるのペ・タミが、

出会った日についつい一夜を共にしてしまうのは、至極当然の事(笑)

そりゃそうだわな。

あーええな、こんなイケメンと出逢いたいな。

と、出逢いの日のシーンを見たら、正直そう思う。

ワンナイトラブカモン。

 

しかし二人の距離が縮まり、チャン・ギヨン演じるパク・モゴンの

本気度が増すにつれ、タミの戸惑いや躊躇感が増していくのも良くわかる。

この心境は、若い子向けのドラマだけど、若い子にはわからないと思うな。

こちらの年齢が増してくる分、見えるものや抱えるものも増えてくるし、

何より、彼の将来の可能性を「好き、今好き。」という”だけ”で、

奪ってしまっていいのだろうかと、マジで悩む。と、想う。

20代とかの若い子が10歳年下と付き合うってことは、

ほんまにマレなことだろうけれど、

30代後半ごろから、どんどん10歳年下から

アプローチが来るようになる。

そうすると、向こうは気にしないと言っても、こっちは気になるものもあるのだ。

 

仕事人間で生きてきたら余計に、

このまま付き合って、40過ぎて子供産むとか、

今さら考えられないし、とか、

人生計画を丸っきり変えることへの抵抗は、思考の中にどうしても湧いてくる。

積み上げたキャリアがあればあるほど。観えてくる。

色んな人を見てきて、いろんな選択を重ねてきたうえで「今」があるから、

 

あ、これはどこかのサイトで読んだ、

「なんでタミがあんなに冷たくするのかわからん。」という感想や、

うちの娘も「ぴんと来ないな」みたいなことを言ってたのに対しての、

反論というか、別視点を、書きたくて書いている。

勿論、年下男子が、子供は要らないとか、結婚願望なしとか、

今好きだからこうしていたい、という気持ちや考えは理解はできるけれど、

何処か頭や心の片隅に、引っかかるものが無くなることはないでしょうね。

ともすれば、いつかこの人が子供が欲しいと言った時に、

自分のもとを去るかもしれないとか、

そういうことも思考をよぎるのは否めない。

 

今を大事に、

今好きならそれでいい、

気持ちに正直に行動、

なんて、スピリチュアルや成功哲学の世界でも言われてそうだけれど、

しかし、恋愛における年上の女性の思考や心理はそんなもんだ。

結婚という制度がもたらす幸せを望む人望まない人、

それぞれの価値観があっても、

「好きなものは好き」というどうしようもない沸き上がるもの、

惹かれるものは、理性ではどうしようもできないのだ。

 

さて、このドラマ、全体的にスピードがあって、

ポータルサイトの占有率競争の世界とか考えたこともなかったので、

面白かったですけれど、

ただ残念なのが、タミをも少しキレイに撮れたでしょう・・

というシーンが、時折。。。。

 

特にタミが、チャンギヨンに別れを告げて、車の中で泣くシーンでは、

「顔の下から照明当てちゃダメでしょ・・お化けみたいになる。」とか、

想わずにはいられませんでした。

「もうすこしなんとかできなかったのかな・・」なんて、

照明当てるのが難しいなら、車の外にでたらいいのに・・とか、

余計な部分が多少気になったところはありましたが、

 

年上女子の理性で抑えようとしても揺れ動き惹かれてしまう女心と、

その揺れに一喜一憂してしまう、年下男子の、屈託ない表情や、

急に大人びたことをいうアンバランス感が、そこかしこにあって、

可愛かったりほだされたり少しひがんだりが、楽しかったです。

 

 

で、極めつけは、このドラマ、最後の方で別れたあとの二人が、

パクモゴン、(チャンギヨン)の母親が急死したことで、再会しますが、

その後、しばらくしてから、

パクモゴンが、オーストラリアの実家に帰ってしまいます。

そして、しばらくして再会となるんですが、

この辺で、「なんでパクモゴンはオーストラリアに帰ったんだ?」

という疑問が、ふつふつと湧いて、ふつふつと消えません。

んで、何度も見直し、何か見落としてないか、

んーーーと、しばらく考えた後に、ん?と気づきました。

 

母親の急逝で再会した二人は、その後おのおのの家に戻り、

パソコンに向かって

「別れた恋人とよりを戻す方法。」と検索ワードを入れます。

そして、そのまま画面は切り替わったんですが、

「あれ?もしや・・・?」と、

そう!。

私もPCに「別れた恋人とよりを戻す方法。」と入力してみました。

 

すると何とそこには、その答えが!!!

 

ですので、もしこの記事を読んで、

ドラマを見て見ようと思われた方が一人でもいらしたら、

是非、最後にそのワードを入力してみてください。

 

二人は、いえ、主にパクモゴンは、その検索結果に従ったんですね。

パソコンって、何でも答えを出してくれるのね・・

若い子の恋愛って、きっと相談相手はパソコンの中に居たりするのね。

検索から見える誰かのアドバイスの世界。

今どきな感じが面白かったです。

 

ところで、つい一夜を共にして、しまいそこから始まる年下男子との恋愛ものが、

このところ立て続けです。

この「検索ワードを入力してくださいwww」と、

ソンヘギョ、パクモゴンの「ボーイイフレンド」

パクミニョン、ソンガン「気象庁の人々。」

ソンヘギョ、チャンギヨンの「今別れの途中です。」

後ろの二つは、まだ視聴途中だけれど、

今のところ私の好みは、この検索ワードを入力してくださいがいいかな。

 

家族のめんどくさいしがらみが描かれることの多い韓国ドラマの中で、

そういうシーンがほぼ無くすっきりしています。

あ、そうそう。

『太陽の末裔』で北朝鮮の軍人役だった人が、

ペ・タミの先輩でライバルのソンガギョンの旦那さん役で出てましたね。

誰だったっけ誰だったっけと、考えまくりました。

ごめん愛してるも見なきゃ。

泣くの必至で避けてるんだけど、あの名台詞をちゃんと見なきゃだわ。(笑)

 

韓国ドラマもどんどん深まる。

テンポいいです。

まだの方は是非。

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あたしもここでご飯食べたい

 

麗しの『恋慕』に恋して夢遥か。

過去に見たドラマ記事を書こうという取り組み、第何弾?

で、何を書こうかと考えをめぐらすと、

思いついたのはNetflix配信中の「恋慕」。

 

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うん、いいね

いやー、良いドラマでした。

というか、終始綺麗なドラマでした。

最初見愧じえた時には、「この王様役の子誰だ?」「こんな子いたっけ?」

なんて、ごめんなさいなことを思いつつ、調べてみたら、

パク・ウンビンさん。

やっぱり、見たことのないドラマばかりのタイトルが羅列。

見ていたとしても子役の時の、なるほどなるほど・・。

でしたけれど、まぁ、とにかく綺麗。さっきも書いたけれど綺麗だ。

 

映し方もメイクも照明もあるだろうけれど、

勿論顔もなんですが、身のこなし所作、

女性なのに王様になって男装しているストーリーだけど、

王様の時の凛とした振る舞い言葉の発し方、

相反して、一人の女性に戻ったときの線の細さとか弱さの中で、

韓服を同等と着こなしている、そのコントラストが、

とっても目を見張るものが有りました。

 

初恋の相手ロウン演じるチョンジウンの前での、

本当に乙女な顔と、最初女性であることを隠しつつも、

つい出てしまう、本当の自分。

まぁ、その演じ分けが素晴らしいと思いながら見続けました。

 

そして相手役のロウン演じるチョン・ジウンも、まぁ、美しい。

そして何よりあの声。

何とも言えない奥深い、低くてとおるけれど終始威圧的でそとなく、

静けさをどこかに漂わせた声。

まぁ、もう、耳からイチコロの女性は多かったんじゃないでしょうか。

その二人が顔を近づけて画面にアップになると、

まあ、その二人の色合いにこちらが恋してしまうような、

そんな、素敵な映像美ドラマでした。

 

物語の内容は、詳しくはどこかで検索してもらうとして、

女性で王になってしまい、その王に仕えるジウンとの恋と、

朝廷の権力を一手に握っている王様の祖父により、

歪んだ構図となっている朝廷を、正しく戻したいイ・フィとの

戦いが、メインストーリーですが、

見進めていくうちに、

「え?これどうやってハッピーエンドになるの?」

「え、結婚しちゃったら、その後どうするんだ?」

「え?二人が結ばれるにはどういう展開?」「

王宮でないと無理だよね。でも罪になっちゅわないの?」

「え、この中宮様、あとでどうなるの?

ハッピーエンドだよね、ハッピーエンドだよね・・と、もう

国史劇を見慣れた方は、あの厳しい戒律?

国の根幹が揺らぐとかすぐ言い出すのを想像してしまい、

ハラハラが止まりません。

「え?まさか死ぬ展開?やめて~~」

と、心の声が治まらず、

どうかこの麗しい二人を、ハッピーエンドにしてくださいと、

祈りをささげてしまいます。

 

そんな「恋慕」ですが、

見ていて思ったのは、この二人をキャスティングをした人は、

本当にすごいなぁ・・と、何度も思いました。

ロウンは、後で調べたら「輝く星のターミナル」で見ていたはずなんだけど、

その時は、イケメンだなとは思いつつも、

今回のようなキラキラ感は、そんなに感じませんでした。

 

キムウンビンも、恋慕を見ている同時期だったかな、

(14話まで一気見して、後は残りを一気に見たくて配信待ちしていたら間が空いた)

BSでストーブリーグをみていたんだけど、そこに出ていて、

あ、こんなところに出ている・・と、あ、なるほど、

やっぱり芯のある感じは同じだななどは思いましたが、

この二人を主役にしてあのドラマを撮ろうと考えた方に、

本当に感謝したいとまで思えるドラマでした。

 

この透明感あふれる麗しい二人を見ていると、

何だか自分がよどんでいるようにさえ思える。

どこかに置き忘れてしまった透明感を取り戻したい方には呼び水になるかも。

まだの方は是非。

 

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キスシーンやたら多い

 

不思議魅力のイ・ミンギ、アマプラ「この恋は初めてだから。」

 さて少し前に見たドラマの感想を書こう。

 

というのも昨日半年ぶり位にドラマの感想を書きましたが、

もう一つ並行して書いていた、雑記的なブログを削除したので、

こっちに本腰入れてみようかな?。という心持ち。

 

何某でもアウトプットが苦手だし、色々でほぼ引きこもりだし、

一日誰とも話さない日もしばしば。

そうすると精神衛生上よくないということで・・

 

ま、そんなこんなで書いてみよう。

イ・ミンギ、チョン・ソミンの『この恋は初めてだから』

不思議魅力のイミンギさんの、ええ感じなドラマでした。

 

イ・ミンギを始めて認識したのは、何だったかな?

映画「皇帝のために。」か、アマプラ配信中の「おーご主人様」のどちらかかな。

多分、おーご主人様を途中まで見た時点で皇帝のためにを見た。

そうだそうだ。

 

基本が寡黙で、むっとした表情で、

気難しいが顔に出ているような俳優さんですよね。

いや、そういう役が多いからだろうけれど、

だけどなんだか、その気むずかしげな顔の奥の方を除きたくなるような、

そんな魅力を感じてしまう。

 

そして、同時期にチョン・ソミンのドラマもどどっと見ました。

なんでしょうね。

丁度その頃疲れていて、あまり刺激のあるドラマじゃなく、

何処かほのぼのするヒーリング系ドラマが見たかったので、

そんな時には、優しい雰囲気と、この綺麗な下唇のプルンとした

愛情を沢山受けて育った感じのチョン・ソミンさんは、見るのに打ってつけ。

ソンヘギョとがきれいだけど、見ているだけで癒されるとかじゃないもんね。

ま、そういう選択で見たドラマです。

 

ストーリーとかは、詳しくはどこかであらすじなどを読んで頂くといいと思いますが、

ま、契約結婚と、売れない脚本家と、

過去の傷から人との深い関りを敬遠している男の人と、その周りの恋愛模様

物語はすごく狭い人間関係の範囲で進んでいきます。

 

仲良し女三人組のそれぞれの人生、恋愛と結婚、

家や、家族という名の元の、傲慢さを伴う愛情。

 

イ・ミンギの演じるナム・セヒが苦しんでいたのは、

父親を心底尊敬敬愛していたからで、

だからこその深い失望と拒絶感をぬぐえずに

長年心を閉ざしていたけれど、

それがチョン・ソミン演じるジホが、持ち味のしっとりとした空気感で、

時にやさしく時に柔らかくもしっかりと、セヒをつついてほぐしていく感じが、

とても良かったですね。

ジホの発する何気ない言葉が、良い感じでした。

 

まぁ、私も過去の重たい傷が、

なかなか言えずに苦しんでいた時間が長かったので、

セヒに、共感ポイントが高かったですが、

なんというか、全体的な流れは、『逃げ恥』と似ているかな。

両親とか周りがもっと重めだけれど。

 

結婚って何だろう?

 

20世紀はとっくに終わったのに、そのままでいいのか。

いや、なにより、子供は親の姿を踏襲して、

知らず知らず真似してしまうけれど、

そんな女性が家事、男性が外で飲んで遊ぶなんて親の真似しないで、

二人のスタイルを、二人で創るって意識でいてほしいなあと、

娘と娘の彼氏を見ていて思う。(笑)

それは私自身が、無意識に真似しないで良い、

争いばかりの親の真似をしていたことから想う事だけど、

こんな結婚スタイルも、あり。

このドラマの言いたいことは結婚のスタイルも各々で良いんじゃないか?

という事だと思う。

 

でも、やっぱり女性の経済的自立が、カギだわなー。

なんてことをドラマを通して思いました。

 

刺激だらけのドラマ、ゾンビ物やデスゲームとかね、

そんなドラマがが多い昨今、

緩い気分で見つつも、何某か感性を刺激してくれる、

そんなドラマです。

 

猫ちゃんが、超可愛いのも、癒されポイントです。

まだの方は是非。

 

ソ・インググ 映画『パイプライン』見てきました。

ひゃー。

ブログを書くのがとても久しぶりだ。

パソコンの前に座る体調が無かった。

スマホで書けばいいのかもしれないけど、なんだかな。

 

といいつつ、

毎日テレビでNetflixとアマプラで韓流ドラマを見続けているけれど、

何だかそれに少し飽きたので、映画館へ行ってみようということで、

少し体調がいいな、という日に行ってきました「パイプライン」

 

 

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ソ・イングク

前情報は予告動画を見ただけで、

石油を盗むとはどういうことだ?と思いつつ、

見て見たら、とても面白かった。

 

コメディー要素のある序盤は、

オチが分かっているシーンでも、けらけらと一人で笑っていました。

 

相変わらず、ソ・インググはカッコいいけれど、

今回の映画では、なんだか、

「こんなにソ・インググが傷めつけられるなんて・・。」イ・スヒョク

「こんなに、地味な仕事も力仕事もやるんだ・・」

「わ、なんだかやられっぱ?」

「あ、またやられた、また先こされたー。」

なんてこれまで、そつなくカッコいい頭いいキャラ役が多いソインググにしては

意外なシーンが結構多くて、見ながらハラハラしていました。

 

 

悪役がイ・スヒョクだという事も知らずに出かけたんですが、

イ・スヒョクって、悪役の方が合ってるわ・・

先日、チャン・ギヨン、チン・セヨン、イスヒョク主演のドラマ、

「ボーンアゲイン」こちらは少し詰め込み過ぎて、

伏線の回収が下手な少し残念なドラマだけど、

そこで見てた時も、

「んー。どうしても悪役顔。クールすぎて冷たい人に見えちゃう。」

なんでかな?。整い過ぎなのかな?そんな感じだけど、

今回の悪役すっごくハマってた。

乱闘シーンで、フォークリストから落ちるシーンがあるんだけど、

その落ち方もカッコいい人はカッコいいんだなって落ち方で、

何だか変にそのシーンが印象に残っています。

 

ネタバレになるけど、石油を盗んだと見せかかて・・

というシーンでは、およそ見ながら想像したとおりになったけれど、

そんな展開も含めて楽しかったです。

 

わきを固めるお巡りさん役の人の一挙手一投足は、

なんだか存在自体がコミカルで笑えたし、

仲間となった人たちの、連携もよかったし。

 

所々、ソインググの瞳がなんだか気になる映り方があったけど、

しかし、あの左右差のある瞳は、彼の魅力だといつも思うんだけど、

それを再確認した映画でした。

忘れてたけど、最初にソイングクが登場したシーンで、

「あれ?なんだかソイングクが大人になった?」と感じました。

そりゃそうだよね。

いつまでも「ショッピング王ルイ」の年齢ではない。

その「ショッピング王ルイ」の中で、

怒られて子犬のようにしゅんとするシーンが可愛くて可愛くて

いつまでも印象に残っているけれど、

そういう意味でも新たな魅力発見映画、

気分転換にジャストスケールなエンターテイメントでした。

 

 

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パイプライン


まだの方は是非。