さて。最近人気爆上がりのマ・ドンソクさん。
今月2月23日には、「犯罪都市3」の公開も控え、
青木崇高さんがでるということで見に行くのを楽しみにしていますが、
そのマ・ドンソク主演のNetflix配信映画ですが、
んーーーーーー設定がですね、なんともですね、
世界は崩壊して、一つだけコンクリートの建物が残り、
そこには何故か水と食料が・・・
その中で起きている出来事は、まったく???全くかなぁ・・
まぁ、違うんですが、共通しているのが、
『一人の男の欲望と狂気に導かれた間違ったニューワールド。』
という感じでしょうか・・
バッドランドハンターズのイ・ヒジュンも、
失ってしまったこと、モノ・事実を受け入れられずに、
狂気の沙汰へと走り出す、という意味では同じです。
ただ、違うのは、そこを、無敵のマ・ドンソクが勧善懲悪、
悪い奴ら、変異した化け物たちを、
バッタバッタとなぎ倒していく、という展開、という感じでしょうか。
それにしても、韓国ドラマ・映画は、イカゲームやスイートホーム然り、
ゾンビやモンスターや、終末世界や、未曾有の災害が多いなぁ。
もともと、記憶喪失や、パラレルワールド系も多いし、
その派生的な側面もあるけれど、このバッドランドハンターズは、
なんで銃や食料がたんまりあるのかなどの設定は、少し甘いので、
ついつい、最近見たコンクリートユートピアと比較してみてしまうけれど、
気楽に娯楽物としてみることもできる感じなのかもしれないけれど、
でもやはり、博士を演じたイ・ヒジュンの狂気は、見てて苦しい。
娘の死を受け入れられず、愛を飛び越えた執着。
生と死はいつだって隣り合わせなんだよ。
どうしようもないんだよ。
だけど幸か不幸か、私はものすごく近しい人を亡くした経験がまだない。
だから、同じく同じ立場になって娘を失ってしまったら、
私も正気をなくさないで居られると、言い切ることはできないのだ。
子を持つことは最高の幸せを得ることでもあり、
最大の不幸を味わう可能性を得ることでもあるから。
私も、ぼさっと生きている今だけど、
そんなことがあったら、銃を手にすることがないと、
誰が言いきることができよう。
その辺は結局、狂気と集団の恐ろしさを、
同じような感想を抱きました。
ま、痛快アクションとみてもいいけれど、
あんまりそんな気分に離れない気持ち悪さがありました。
短い映画なので、マ・ドンソクの強くて優しくどこかコミカルなキャラクターと、
切れ味のいいアクションを目的に見るのもありかも。
まだの方は是非。